渡辺靖『リバタリアニズム アメリカを揺るがす自由至上主義』
渡辺靖『リバタリアニズム アメリカを揺るがす自由至上主義』
自由主義・最小国家・社会的寛容
シーステッド
リバタリアンは完結した強靭な自己という個人主義
上からの強制でなく、自発的な協力や市場による解決を重視
差別的な企業は消費者からボイコットされることで淘汰される
ノージック『アナーキー・国家・ユートピア』
政治哲学としてのリバタリアニズムを体系化
ロールズの正義論への批判的応答
貧困や弱者支援を政府に丸投げしていないか?
自己と他者はどこまで切り離せるのか
自分があるのは周囲のおかげであり、他者への責務は「他者の自由を侵害しないこと」で十分なのか
リベルランド
国際法上の無主地を発見し建国宣言
日本からも300人ほど市民権を申請中
アイデンティティの政治
集合的属性の利害をめぐる相克
個人を集団的属性に回収し権力闘争する状況にリバタリアンは憂慮している